台北、高雄の気温や降雨量等の情報は旅行ガイド本や観光情報HPで簡単に得られます。
よってここでは、台湾の気候の概略と、サイクリストにとっては重要な風向について少しだけ記します。なおここで記す内容は臺灣地理をまとめたものです。(注意事項を参照)
台湾の南北では雨の降り方が異なります。北部では一年中、南部では夏季に雨が降ります。これはモンスーン(季節風)の影響によるもので、冬(10月~4月)は北東からのモンスーンが活発になり、北部に小ぬか雨を頻繁にもたらします。南部はこの影響を受けにくいため、雨が降らず乾燥します。夏(5月~9月)は南西からのモンスーンによる午後の雷雨や台風が、中部、南部に激しい雨を降らせます。台湾は低緯度に位置しますが、中央山岳地域には、冬に雪が降ります。日本同様、梅雨があり、その季節は5月中旬から6月中旬です。また台風の影響も受けやすく、6月から10月、とくに8月から9月によく上陸します。
台湾には、その緯度のために北東貿易風が吹きます。文字通り北東から吹く恒常風です。冬季はさらに、北東からのモンスーンがここに加わります。夏季には、南西からのモンスーンが吹き、北東貿易風を相殺、風が弱くなります。
よって常に気を配るべきは北東からの風で、それを念頭において旅行プランを立てたほうが良いでしょう。
台湾の気候概論としてはここも詳しいです。
ウィキペディア-臺灣氣候
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