2010年3月13日土曜日

道路について(台湾)

注意!
「蘇花公路」は現在(12/12/15)通行止め!詳細は最下部に記載。



 省道(日本でいうところの国道)はもちろん舗装されています。しかし段差、凹み等はよく見られますので注意が必要です。「機慢車用」と書かれた(もしくは自転車とバイクのピクトグラム)、バイク(自転車含む)用の側道がかなりの場所で用意されているのが自転車乗りにはありがたいです。
運転マナーは良くなく、事故もよく見かけます。都市部では、これらに加えて交通量が多い(朝夕の通勤時間は特に多い)ので、走行中は前後左右に充分注意する必要があります。都市部にも機慢車レーンはありますが、バイクの数が尋常ではないので、やはり気を張り詰めて走らなければいけません。また、信号が多く、ストップ&ゴーを繰り返す羽目にもなります。よってバス、鉄道を使って都市部はスキップ、走りやすく自然豊かな郊外のみを楽しむというのも一つの手かと思います。

台湾を自転車で旅行しようと考える人ならば、一度は台湾一周を考えるでしょう。私も多分に漏れず、一周ルートの検討を行ったのですが、その際に疑問となったのは、縣道(県道)の道路状況はどうかということでした。最南部を走るには、どうしても縣道を走る必要があるのです(縣道199号、199甲号、200号、200甲号)。路面が舗装されているのかどうかすら良く分からなかったのですが、行ってみて情報収集、又実際に走った結果、答えは可能。省道と比べると道は細いですが普通に舗装されていました。斜度がそれなりの箇所もありますが、交通量も少なく自転車を乗るには良い道でした。つまり、日本の県道とほぼ同じと考えて問題ないと思います。他の縣道も同様かは分かりませんが、おそらく、似た様なもので、自転車で充分走行可能ではないかと思います。

あと、注意すべきは台湾は自然災害が多い国であるということです。日本以上に台風の影響を受けますし、地震も多い国です。これらによって道路が寸断されることも多いようです。道路の工事、災害、通行止め等状況は

全國路況資訊中心(の路況地圖顯示) 
↑リンク切れ。現在は交通服務e網通 (12年12月15日修正)

で確認できます。プランニングに役立つかと思います。
(上のリンクを見れば分かるのですが、現在、高雄縣と屏東縣の境を流れる高屏渓に架かる、省道17号の雙園大橋は流出しているので注意が必要です。2009年8月8日の台風に伴う水害で流されたそうです。台湾一周ルートとして17号を使おうと考える人は多いかと思いますので、ここに記しておきます。私はその事実を知らず、雙園大橋のたもとで初めて何が起こっているかを知りました。おかげで、1時間以上の迂回を強いられました、、、。)

あ、大事なことを書き忘れていました。右側通行です!これが日本との最大の違いですね。


2010年10月24日追記
グーグルのストリートビューが台湾も取り扱うようになりました。
これを使えば街角、道路状態などもわかります。
参考になるかもしれません。

2011年3月25日追記
水害で流された雙園大橋ですが、仮の橋(便橋)が完成した模様。
雙園大橋(Wikipedia)
天候によっては封鎖されるとのこと。
片側一車線なので、自転車の通行はできるのかなと調べてみるとこんな情報も。
雙園大橋的臨時便橋自行車可以走嗎?
遠回りしなくても良くなったようですね。



2011年12月4日追記

「アジア自転車の旅」澁谷義人著という本を、お世話になっている方から頂きました。その本の中に、上述した最南部に位置する峠である、壽卡について面白い記述を見つけましたので、引用します。

「この先の壽卡は自転車で走れるかどうかを(筆者注:日本語の喋れる食堂主人に)たずねたら「戦前に日本人がつくったんじゃないか」と切り返されてしまった。」



2012年12月15日追記
台湾東部のハイライト「蘇花公路」だが、道路一部崩落により現在通行止め。
現在の復旧目標は12月31日だとか。
最新情報は蘇花公路即時路況(ただし、facebookページ)に詳しい。
年末年始に台湾旅行を考えている人は気をつけて!




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