先の「地図について」の項でも書いたが、旅行中使用していた地図にあまり宿情報が載っていなかったこともあるが、宿探し最大の問題は「言葉」だった。街中にはHotelやHostelの看板が見られるが、地方や郊外に行くと、そのような看板はとんと見なくなる。そういったところには宿泊施設がないのか?とも思ったが、そういうわけではない。形態の異なる(名称も異なる)宿が多数を占めるようだ。
(たとえば、日本でも都市部では宿泊施設と言えばホテル、ビジネスホテルだが、地方に行くとその主役が民宿になるようなイメージ。)
分かりにくい話なので、どのような宿の形態があるか、まず示す。
この表の作成には、このサイトを利用した。宿の形態にはそれぞれ定義があって、厳密に分類されているようだ(たとえばHostelの定義はこういう具合)。本当はそれぞれの定義を明確にしたいところだが、Eestiは歯がまったく立たない、、、。そのような状況で、情報を公開することは罪かもしれないが、とにかく「それが宿か、宿で無いかを判別できるだけの情報を提供する」ことは無駄ではないように思うので、ここに載せることとした。
guesthouseには2回泊まった。同宿の客が、夜遅くまで(といっても夏だから明るい。)庭で子供を遊ばせている光景をみて、これが夏のすごし方なのかとEstonia文化(北ヨーロッパ文化?)の一端を見た気がした。また、郷土料理(というか郷土ファストフードか?)であるKamaを朝ごはんでいただけたのもいい思い出。
(余談だが、食べた瞬間、「きな粉とヨーグルトを混ぜただけやないか」と思った。ネットでKamaと調べてみると、同様の意見が結構出てくる。みな考えることはそれほど違わないものだ。)
魚釣りやトレッキングなどのレクリェーションを提供しているところもあるようだ。
私が泊まった宿は、朝夕食付きで確か30~35€程度だったと思う。
もし、何かの縁があってもう一度Estoniaに行くことができるのならば、違う形態の宿にも泊まってみたいものである。
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| 宿の船着場から見たバルト海 |
2012年2月4日追記
「Estoniaにはキャンプ場があるのか?」という質問を頂いた。
その点について、知っていることを記してみたい。
上の表に記してあるとおり、kämpingudで検索してみると、結構な数のキャンプ場が存在することがわかる。
Estoniaの森林を管理しているRMKによるキャンプ場もある模様。そのキャンプ場の所在地は英語版サイトには載っていない。Eesti版サイトの該当ページを翻訳しながら情報収集せざるを得ない。またTallinnに Tallinn information deskがあるので、そこに出向いて話を聞いた方が早いかもしれない。
また、現地で購入したガイドブック、Jaan Masing. (2006). Harju County & Tallinn. BeTeGe Ltd のRules of travelling in the nature in Estoniaという項目に、キャンプについて面白い記述があるので引用する(ここで引用する文書以外に、ハイキングや釣りについての基本ルールなども書かれておりなかなか面白い。)。
以下引用(pp6より)
It is allowed to camp in public lands as well as in unspecified lands, but it is the most comfortable to use the free camping and public places provided by State Forest Management Center (筆者注:前述のRMKを指す。). Certainly the regulations of fire safety, upkeep and nature preserve have to be followed. Fire may be started at permitted time and on old fireplaces. Smoking in the nature is prohibited during the summer drought. It is allowed to swim in all the suitable places, in the sea as well as in the inland waters, except in Lake Ülermiste in Tallinn.
引用終わり
話は大きく変わるが、しっかりとした屋根のあるバス停を良く見かけた。
よく雨宿りに使わせた頂いた。
もちろんお勧めは出来ないが、最終手段になりえるとは思う。


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