2017年5月8日月曜日

番外編 玉山登山について

台湾最高峰の玉山(3952m)に登ってきた。
登山準備のため、色々調べたが、現地に行くまで分からなかった情報、web上には間違った情報などがいくつか見られた。誰かの役に立つかもしれないので、諸々書いてみます。

①玉山登山に必要な公的手続き
  1. 玉山主峰近くにある山小屋、排雲山荘の寝床確保(管轄は玉山國家公園管理處)
  2. 入園許可書の取得(管轄は玉山國家公園管理處)
  3. 入山許可書の取得(管轄は警察)
 
山小屋の寝床数に上限があるため、まずこの確保が必要。申請したのちの抽選によって一時確保となる。ただし、外国人枠がいくらかあり、これは申請終了順にて一時確保となる(ただし、曜日限定あり)ので、こちらを利用した方が良い。
申請はここより行う。
外国人であることの証明にパスポートの写しのアップロードが必要。忘れないこと。
申請は中国語、英語、日本語で可能だが、申請説明についての情報量が日本語版は少ない。必ず他の言語も目を通すこと。排雲山荘の宿泊日の1ヶ月前に、ベッド一時確保の最終連絡がメールで届く。メールで指定される口座に、山荘宿泊費用を期日までに振り込むことで寝床確保完了となる。外国人には特例があり、入山時に排雲登山服務中心での宿泊費支払いも受け付けてくれる。先の連絡メールにその記載があるので、こちらを選ぶ場合は必ずその旨の返信をすること。でないと、期日までの振り込みなしとみなされて、キャンセルされる可能性がある。


入園許可書は、宿泊料金支払い後に発行される。よって、排雲登山服務中心での支払い希望とした場合は現地受け取りとなる。このとき、パスポートの提示が必要。


入山許可書は、排雲登山服務中心のとなりの國家公園玉山警察隊塔塔加小隊にて発行してもらう。このとき入園許可書が必要となるので、順番を間違えないこと。パスポートの提示も。その他、準備物はなし。


入園許可書、入山許可書の現地発行には、トータルで30分程度かかった。入山日でも、前日でも、発行は受け付けてもらえる。
(排雲山荘のベッドが確保できないならば、日帰りすれば良いのでは?と思うかもしれない。が、玉山日帰り登山については、過去に台湾の3000m峰に登山経験が有るものにしか間口は開かれていない。)



②登山口までの足について
公共交通機関を使ってたどり着ける。ただし便数が少なく、かつ予約した方が良さそう。


員林客運 6739
日月潭→阿里山
阿里山→日月潭

降りるバス停は登山口最寄りの上東埔それぞれ2便しかなく、かつバスは小型。バス会社のHPより時刻表と予約手順が確認できる。予約済でも、当日の所定の時間、場所にてキップの引き換えができなければ、予約失効となる様なので注意が必要。私は行きの阿里山→上東埔は予約していたが、帰りの上東埔→阿里山は予約していなかった。帰りもなんとか乗れたものの、空席はわずかにひとつだけ。もしこれが埋まっていたら、予定が大きく狂っていただろう。
平日の上東埔(午前中)は、車通りが非常に少なかった。ヒッチハイクは辛いものになると思われる。



③入山前の宿について
上東埔すぐ近くに、台湾大学の実験林を管理している東埔山荘がある。ここに宿泊できる。登山客がよく利用している模様。朝一番の入山を考えているなら、ここがベストチョイスだろう。
HPによると、予約は電話受付のみ。中国語が話せない私は、台湾の旅行代理店を通じて予約した。布団あり。食事はあらかじめ予約した場合は提供してもらえる模様。飲用可の湯が手に入るが、早朝は沸いていない可能性あり。東埔山荘までの送り迎えもしてもらえるようだが、安くない。



④排雲山荘について
近年、改装されたため、設備はきれい。食事の提供、寝袋の貸し出しサービスがある。これらは予約が必要で、小屋を管理している雲豹休閒有限公司このHPより予約フォームをダウンロードし記載の上、メールで連絡する。お金は当日、山小屋で支払い可能。つり銭がでないように。飲用可の湯が手に入るが、入手できる時間に限りがある。



⑤その他
・排雲登山服務中心から塔塔加鞍部(玉山登山口)までは登山客向けバスが走っている。始発は06:30で費用は100元。車道歩きから逃れられる。登山客が途切れない間は、ピストン輸送を繰り返しているので、タイミングが合えば下山時にも利用できる。

・登山道はかなり整備されている。要所の道標のみならず、自然の見所を説明する案内板まで設置されている。ガレ場などには、鎖が打たれており、危険を感じるところは少なかった。
数ヶ所ではあるが、携帯電話が通じるところさえある(ただし、本来は使えるはずの排雲山荘と山頂で、現地の中華電信の3Gsimを入れていた私の携帯電話は電波をつかめなかった。排雲山荘にて、他の人がlineを使っているのは見ている。道中では、普通に使えたので、余計に謎が深まるばかり。)。


・日本の「山と高原地図」に近いものが台湾でも売られている。
登山用品店に今まで数回訪ねているが、玉山は在庫切ればかり。書店でも見たことがない。通販で買うか、直接出版社を訪れるのが手っ取り早い様に思う。出版社はマンション一階の一室にある。


・外国人の玉山登山には、ガイドの同行が必要、と書かれたHPもあるが、これは間違い(少なくとも今は)。

・単独行も可能。

2012年12月2日日曜日

Kihnu(キフヌ島)への交通手段について(Estonia)

個別の観光地については記さない方針と言いながら、、、。
有名なわりに余り情報が無いのでまとめてみる。


Kihnuへの行き方は3つ。

1)Pärnuから船
2)Pärnu近郊のMunalaiu sadam‎から船
3)Pärnuから飛行機


ここでは、実際に利用した1)と2)について記す。



1)Pärnuから船
運行会社はKihnu Veeteed OÜ
運航日は季節によって変わるが、夏は水~日曜日。
タイムスケジュールを含めた詳細はこちらを確認。
所要時間は約2時間半。
料金は大人€4.5、自転車は€1.6。
Pärnu市街地から近い港より出ている。


大きな地図で見る

地図中央の波止が船着場になっている。





2)Pärnu近郊のMunalaiu sadam‎から船
Pärnu-Kihnu便は月、火曜日が欠航だが、こちらMunalaiu sadam-Kihnu便は‎毎日出航。
ただし、Munalaiu sadamはPärnuから40km程離れたところにある。自走か、Pärnuからバスで行く必要がある。ちなみにsadamはEestiで「港」を意味する。


運行会社はこちらもKihnu Veeteed OÜ
タイムスケジュールを含めた詳細はこちらを確認。
所要時間は約1時間。
料金は大人€2.6、自転車は€1.0。
港の場所は下の地図にてご確認を


大きな地図で見る


船は小さい。


バスで行く場合は、Pärnuのバスターミナルから運行会社Mulgi Reisid ASの66番バスに乗る。
朝晩各1便しかない。最新の時刻表はT-piletより検索を。
バスに自転車が載せられるか?についてはこちらに書きました。


Kihnuのフェリーターミナルに島の地図パンフレットの一つや二つ、あるだろうと思ったが、そんなものあるはずも無く。島をぶらぶらするのに、地図はご用意を。細かい道がいっぱいあって、以外と迷います。迷っても、小さな島だから遭難するわけでは無いですが、、、。

Kihnu島南端の灯台。Kihnu島は起伏が無い。






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2012年11月30日金曜日

おみやげについて(台湾)

 10月の終わり、桁数の多い番号から電話が掛かってきた。電話を取ると懐かしい声が聞こえた。去年の台湾旅行の際にお世話になった林さんからだ。「11月後半に日本に紅葉を見に行くから、ぜひ会いましょう。」という嬉しい連絡。
 約束のその日は、小雨こそ降っていたものの、ここ数年で最高の紅葉のまさに見ごろで、楽しい時間を過ごすことが出来た。林さん、ありがとう。
 その林さんから、たくさんの台湾みやげを頂いた。それがとても美味しかったので、ちょっとご紹介したいと思う。




 年に数度の連休を使って自転車旅行に行くわけですが、その連休に有休をさらに引っ付けたくなることもしばしば。となると、有休をとらせてもらった職場の皆様におみやげのひとつも用意しないといけない。そのおみやげを選ぶ際には

・その国のおみやげとして有名なもの
・お茶菓子
・個別包装

を、私は選択指針にしている。台湾ではこれにあたるものとして、パイナップルケーキを購入し、
職場の皆様に配った。

 そのパイナップルケーキを食べて思ったのは、パイナップルの味がしないということ。名前にフルーツを冠していてもその味がしないものなんて世の中にいくらでもあるから(e.g.ぼんたんあめ、みかん水)、そこそこ美味しいということもあって、まぁそんなものかと思っていた。ところが、林さんからもらったおみやげのパイナップルケーキを食べてみて思いは変わった。「今まで食べていたパイナップルケーキは、パイナップルケーキでは無い!」と。ちゃんとパイナップルの甘酸っぱい味がするパイナップルケーキがあるのです。

 そこで調べてみると、パイナップルケーキの大半が、現在では冬瓜を使った餡になっているとのこと。そらパイナップルの味がせんわな。くわしくはこちら(台瘋・巴萊)。私はちゃんと餡にパイナップルを使った、パイナップル味のパイナップルケーキの方が圧倒的に美味しいように思う。完全に別物です。

 ちょっと時間があるときには、パイナップル味のパイナップルケーキを探して街をふらつくのもおもしろいのでは?同じ配るなら、美味しいお土産のほうがいいですよね?





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2012年1月4日水曜日

地名について(台湾)

 臺灣總督府交通局鐵道部『臺灣鐵道旅行案内』(臺灣日日新報社、1930年)を図書館で見つけた。文字通り、臺灣總督府鐵道に乗って、台湾を旅行するためのガイドブックである。いまとなってはさすがに旅行ガイドとして用を成さないが(時間旅行と考えるならば面白いが)、この冒頭に設けられている「臺灣早分かり」の中の、地勢、気候などの概論は今読んでも面白い。その中のひとつの章の「地名解」が、私には特に面白く感じられた。旅している場所の地名出自が分かれば、さらに旅行も面白くなるので以下に引用する。
(ちなみに、1930年発行のため、著作権は切れている。以下、旧字体、旧仮名遣い等は出来る限り改めた。ただし、地名については原文のままとする様努めた臺灣の「臺」については現地でも「台」に置き換わっているためこの限りでない。) 


以下引用(P41~44)




台湾地名解


 台湾の地名中には、領台後内地風のものに換えたのもあるが、今尚旧名を其のまま用いている処も少なくない。是等の別地名は、凡て支那風に音読であるが、其の文字だけ見てもその意義が不可解で訳の解らぬものが十中八九を占めているから、ここに夫等の起源を概括的に説明して旅行上の参考に供しよう。


 台湾各地の地名の起源を見ると、(一)蕃語を漢音に字訳したもの、(二)自然的形象に基づくもの、(三)歷史的沿革に基づくもの、(四)拓殖当局の情勢に基づくものの四つに区別することが出來る。蕃語を漢音に字訳したものとしては、北投
ほくとう
(蕃名バットウ)、羅東 らとう (同ロトン)、士林 しりん の別名八芝蘭(同パチナー)、苗栗 びょうりつ の別名猫裏(ヴアリ)等の如きであって即ち北投『バッタオ』は平埔蕃族の蕃名であり、又蕃語では羅東の『ロトン』は猿の義、八芝蘭『バチナァ』は温泉の義、猫裏の『バアリ』は平原の義である。



 自然的形象に基づくものは、台北、台南、台中を初めとして、渓州・湖口の如き、水邊脚 すいへんきゃく 赤山 せきざん の如き、磺山 おうざん 桃園 とうえん の如きで、或は地形に基づき、或は所在の位置に基づき、或は地文上の特徴乃至物産によって名づけられたものである。
 歴史的沿革に基づくものでは、澎湖の紅木埕がある。之は蘭木の築城に因んで紅毛城址と言われていたもの。また南部台湾の領旂
りょうき
・石營・國公府・二鎭・中協・角宿等の如く領・營・鎭・中協・角宿等の字のついた所は大槪鄭氏時代の駐屯地だったのに因んだものである。清領後に於いて歴史的沿革にもとづくものとしては嘉義がもっとも有名である。即ち此の地はもと諸羅
しょら
と称していたが、乾隆中林匪の乱に土民義を守った功を記するため清廷が定めたものである。其の他行政機関の新設等により佳良の文字を選んで別名に換えたもの、例えば彰化
しょうか
恒春
こうしゅん
等の如き、または地方第二次の発展に伴い、新街庄を建設するに当たり別街庄に対して新設の意を表し、新庄、新街、新店等と名づけたところも少なくない。
 拓殖上の情勢に基づくものとしては、田藔
でんりょう
竹圍
ちくい
銃櫃
じゅうき
隘藔
あいりょう
庄等を初めとし、圍・城・柵・結・股・份・張犁等の字の付いた所がそれである。元来台湾の拓殖は官府の保護なく各自が分に応じて自営の計をせなければならなかった。即ち開墾者は一定の地をトし竹を構えて屋とし、之を俗に田藔と言い、開墾成り人民繁殖し村落の形を整えて来ると竹を植えて籬とし、盗賊の侵入を防いだ。之を竹圍という。即ち田藔庄・竹藔庄等の名は之に因んだものである。然し、当時は尚生蕃の跳梁していた地域が甚だ多く、従ってこれ等の地方の拓殖は一方に鋤犁を手にして開墾を計ると共に、他面戈を執って防蕃に当たらねばならなかった。即ち圍・城は是等防蕃用の土城をいい、柵・藔は堡柵・隘藔を意味し、銃櫃・隘藔と同様隘勇兵を置いた所である。結・股は宜蘭地方に多い地名であるが、之は此の地方の拓殖が団体的に行われた為に此の団員を十数班に分ち、各班に結首を置いて分割開墾させた。即ち、一、二、三、四結等の地名は、此の結首分担の数に因んだものであって、股は其の開墾地の股分に依ったものである。又張犂(台湾の田制は蘭人の遺制に則り甲を以て計る一張犂は五甲)は土墾開墾の延長に因み、份はもと脳竈を設けたに因んだものである。以上の外、碑・土・牛・牌・埤・坡・圳等の字のついた所も多い。碑・土牛は清廷が民蕃の境界を定め其所に土牛江線及至碑を立て漢人の蕃地侵耕を禁じたに基づき、また埤・坡・圳は何れも灌漑用の施設物であって何れも其の所在地なるに依って名づけられたものである。尚阿里史
ありさい
房裡
ぼうり
日南
にちなん
日北
にちほく
等の地名が各地に散見するがこれ等は彰化・新竹地方より移住したものが原籍地名を再現したものである。 





引用終わり


 光復(もともとの意味は元に戻すということ。転じて日本統治が終わったことを指す。)以降、あたりまえだが、地名が変わったところも多いようだ。象徴的なのが、その光復という文字が新しい地名として使われていることだろう。たとえば花蓮の光復郷がこれにあたる。ちなみに、その光復郷が新設されたのは、1947年の3月1日である。二・二八事件の直後ということになる。「光復」という名を望んだのは誰だったのか、事件以後、この地名はどのように捉えられていたのかなどとつい考えてしまう。
 日本人がつけた地名が残った場所もある。たとえば、高雄近郊の岡山(羊肉で有名)や、台中近郊の清水などがこれにあたる。


地名一つとっても、なかなか面白いものである。






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2011年12月25日日曜日

また台湾に行ってきた! 日月潭編(台湾)

2011年のGWにおこなった、日月潭一周について記します。

基本的に、観光地個々について書くことは避けてきたのですが、日月潭の観光情報はあっても、自転車乗りの目線から書かれた情報は余り無い様に思ったので、書いてみることにしました。


まずは概要図から。湖の周りをめぐる道路を走ることとなりますが、湖の西部については、省道21号以外に、サイクリングロードが整備されているので、そちらを走ることも出来ます。

現地でもらったパンフレットから


多くの旅行者が出発点とするであろう、湖畔北部の水社から話を始めます。
水社には、立派なビジターセンターがあり、ここで地図等のパンフレットがもらえます。
そのビジターセンターの下には、自転車メーカー、ジャイアントのレンタサイクルショップがあります。
さまざまな車種を借りることが出来るようです。
また、ショップ入り口あたりに、サイクリングロードで迷いがちな場所についての情報が掲示されていますので、自転車を借りない人も、店をのぞく価値はあるかと思います。

今回は反時計周りに湖を周ることとしました。
そのジャイアントの下からサイクリングロードに入り、湖のすぐ傍に設定されたコースを走ります。しばらくすると、コンクリート打ちっぱなしの向山行政暨遊客中心が見えてきます。そこから先は自然豊かな月潭サイクリングロードになります。道幅が狭くなり、どちらかというとハイキングコースか?と思うような、勾配もあるコース(一部階段あり)に変わっていきます。道には落葉等も積もっているので、スピードを出すのは危険です。私が訪ねた季節には油桐花が雪のように道を覆っており、なかなか趣がありました。途中、コースサインのない分岐がありますが、例のジャイアントレンタサイクルショップ前の掲示を確認しておけば、心配は要りません。

月潭サイクリングロードを抜けると、湖畔の周回道路に戻ります。このあたりから先はアップダウンのある、走るのが楽しい道です。途中、いくらかの坂を登って、慈恩塔に寄りました。塔の上からは日月潭が一望できるので、せっかくならば訪れたいところです。

慈恩塔の上から
ここから先は、ずっと周回道路を走ります。特にややこしい分岐もありません。時間をみて、集落をたずねたり、ロープウェイに乗ったりが楽しめます。あとは水社に戻れば一周達成!



サイクリング経験のある人ならばまったく問題の無いコースですが、経験がなく、普段運動をしていない人ならば、完全な一周はしんどいかもしれません。しかし、ここは台湾。自転車に優しい土地です。湖上をはしっているボートは自転車ごと乗ることもできます。また、周回道路を走っているバスにも自転車を載せることができます。

つまり、どんな方でもサイクリングを楽しむことが出来るわけです。これほど至れり尽くせりのコースも珍しいように思います。


台北に戻り、日月潭を訪れたことを台湾の方に話したところ、「そこに一泊したか?」と訪ねられました。このとき、私は日月潭の北の埔里に宿を取っていたので、「いいえ」と答えたところ、「それでは日月潭に行ったことにはならない」と言われてしまいました。話をきくと、もっとも美しいのは、朝焼け、夕焼けの日月潭らしく、それを見ないと意味が無いとのこと。いつかもう一度日月潭を訪れようと心に決めたのでした。




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2011年12月4日日曜日

役に立ったHPリンク集(Estonia)

・在エストニア日本国大使館HPの道路交通・運転免許情報
自転車は暗いとき又は視界が悪いときには、前方は白色、後方は赤色のライトを点灯が必要だそうです。

 2012年6月3日追記
 自転車に乗るときの規則が詳細に書かれています。
 Bike the Baltic Blog のEstonian traffic act and cyclists

  Estoniaでのサイクリングについての情報もろもろ。

 バルト3国でのサイクリング情報が豊富。

 私が現地で購入して使用していた地図の作成に協力?していた会社。旧市街に自転車店を開いている。自転車レンタルやツアーも行っている。

 自転車で走った場所を記録、公開できるサイト。そういう用途が魅力的であるだけでなく、Estoniaの地方道がしっかり掲載されているところも素晴らしい。Google MapにはEstoniaの地方道がほとんど載っておらず、ぜんぜん役に立たない。

 2012年6月3日追記
 Google MapのストリートマップがEstoniaにも対応。役に立たないなんていってごめんなさい、Google Map!


タイトルどおりの内容のページ。旅行前に知っておけばともっとも後悔したHPでもある。Eestiの文法、小辞典が掲載されている。更新頻度の高い、エストニア情報瓦版も非常に面白い。更新を楽しみにしているサイトの一つ。
私のHPの「宿について」で、宿名称のEestiとEnglishの対訳を載せているが、その翻訳作業の際には、このページの辞典を利用していない。よって、その対訳に間違いがあるとすればその責任は完全に私にあり、その辞典の情報が間違っていたわけではない。その点はここで明らかにしておく。

2012年6月3日追記
エストニア語の旅行会話帳を出版されました! すばらしい!
エストニア語の旅行会話帳 - jaapani-eesti vestmik


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2011年12月3日土曜日

輪行について(Estonia)

PärnuからTallinnへ戻るために鉄道を、島に渡るためにフェリー輪行した。それぞれ順に述べる。(バス輪行については体験していないが、それについても少し触れる。)

2012年11月11日追記
2012年8月にEstoniaとLatviaを訪れた。その際、バス輪行を体験した。それについて、最下部に追記した。

2013年03月13日追記
Tallinn空港から飛び立つ/へ着いた際に役立つと思われる内容を最下部に追記。


・鉄道輪行 
さすがヨーロッパ、日本のように輪行袋に入れる必要はない。先頭もしくは最終車両に自転車用ラックがついており(ラックがついている車両には乗車口脇に自転車のピクトグラムが書かれている。)、ここに自転車を掛けるだけ。自転車をのせるための追加費用もかからない。


ただし、列車の本数は非常に少ないのであらかじめ鉄道会社Edelaraudteeの時刻表は確認しておく必要がある。

Pärnuに着いて、駅を探そうと思ったら、地図に駅の詳細位置が書かれていないことに気がついた。宿の方に駅の位置を訪ねると、返ってきた答が、
「鉄道はあまり使わないので自信がないが、たぶんここだと思う。」
というものだった。
その人いわく、バスは良く使うが、鉄道は殆んど使わないらしい。

宿の方のいう場所に行くと確かにPärnu駅はあった。
しかし、駅舎は鍵がかかっていて(休日だけカフェになっている?)、入れるのはホームだけだった。
鉄道の需要は殆んど無いのかもしれない。


駅舎がそのような状態だから、切符は車内を巡回している車掌さんから購入する。
輪行はポピュラーなようで、自転車乗りの乗り降りは良く見かけた。



Tallinn駅に到着 
なお、ロシアはモスクワ行きの列車を出しているGo Railについては、輪行可能かどうかは不明。ただ、「地図について」で紹介した自転車旅行者向け地図には

Bicycles can be transported free of charge on local trains.

と書かれている。国外向け列車はlocal trainsに該当しないように思われる。




・フェリー輪行
フェリーには3回乗ったが、こちらも輪行バッグに入れる必要は無い。乗船すると係員に自転車を置く場所を指定されるのでそこに置く。港であらかじめ乗船チケットを買う場合と、乗ってから買う場合の2種類があった。車をフェリーに載せる場合はチケットをあらかじめ予約しておくほうがベターなようだが、自転車は空いたスペースに停められるからさして問題ない模様(自転車の乗船定員に達したので次の便に乗ってくれ等言われたことは無かった。)。
フェリー内には売店があり、そこで買ったアイスをほおばっている人が多かった。私は寒さにやられて、とてもそのような気にはならなかった。ヨーロッパの方の寒さと雨への耐性にはいつも驚かされる。

自転車を載せるための追加費用だが、、、確か掛かったはず(記憶が定かでない)。

HiiumaaはPärna港からの出発を待つフェリーから。


情報源はここと自転車旅行者向け地図。そのHPでは「列車に自転車を載せると追加費用がかかる」と書かれているがこれは間違い。車掌曰く「追加費用はかからない」とのことだった。
私はバス輪行をしなかったが、上記リンクには条件付きで可能と書かれている。Eestiに堪能でないと厳しいかもしれないが、、、。ただ、便数は多いようなので、それが出来れば世界は広がるだろう。





2012年11月11日追記

 2012年の夏にEstonia、Latviaを訪れた。
 その際、PärnuからMunalaiu sadam(Kihnu島へのフェリーが出ている港)と、PärnuからValgaというEstonia国内移動にバスを使用した。前者(mulgireisid社)は、輪行バックに入れての輪行で、まったく問題なかった。自転車を持っていることに対する追加費用も発生しなかった。


チェコ製のバスでMunalaiuへ
後者(たしか、GO Bus社)では、自転車をパッキングせずそのままを載せてもらった。あらかじめ、Pärnuのツーリストインフォメーションにて、「バスに自転車をそのまま載せることは可能か?」と質問したのだが、「それは、運転手の判断による。」という回答しか得られなかった。実際、自転車を載せたいことを(英語で)伝えると、運転手は顔を曇らせた。Eestiでなにやら回答があったけれども、こちらはそれが解らないから、最終的には載せることがOKとなった。こちらも、自転車を載せるための追加費用は要求されなかった。
 
 それら以外に、LatviaのRigaからEstoniaのPärnuまで国際バス(Ecolines社)も利用した。このときは、輪行バックに自転車を入れての移動だったが、全く問題なかった。自転車を持っていることに対する追加費用も発生しなかった。
 バスが発車するとすぐに、そのバスについての説明ビデオが車内に流れた。そこでは、「自転車をそのまま載せることは禁止である」と明確に謳っていた。

というわけで、「バスに自転車をそのまま載せることは可能か?」の回答は、「Estonia国内線については、運次第。国際線については、各社のルール次第」というところだろうか。

 バスの時刻表はT-piletで確認できる。大型のバスターミナルがあるEstoniaの街はここで確認できる。乗り心地もいいし、路線も本数も多いし、バスはかなり便利である様に思った。
 


2013年03月13日追記
 飛行機で輪行する際に気になるのがパッキング。またパッキングに利用した段ボール箱はどこに保管するか?なども頭の痛い問題。Tallinn空港を利用使用と考えている方には、以下のリンクが役立つかもしれない。

Bike the BalticのTallinn airport and travelling by bike





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