今回の目的は、前回の旅でお世話になった自転車屋さんへの挨拶と、日月潭一周です。
ここでは、旅の途中に利用した鉄道輪行について記します。
過去に投稿した内容を元に(ここ)、まずは旅の予定づくりから。
台灣鐵路管理局のHPの兩鐵列車から、乗る列車を選択しました。今回は、台北から件の自転車屋さんがある頭份の最寄り駅である竹南まで行く予定でした。しかし、ちょうど良い列車がなかったため、新竹までは列車で向かい、そこからは自転車で行くことに決定。また、台北駅では兩鐵環保列車の乗り降りは出来ないので、台北駅からひとつ南の萬華駅から乗車することにしました。
規定では、兩鐵環保列車の切符は乗車時間の2時間前までに買わなければなりません(あらかじめネット経由でも予約できるのかもしれませんが、そちらの方法があまりよく分からなかった。)。朝一番に宿を出て、駅に向かい、筆談で兩鐵環保列車に乗りたいことを伝え、必要書類に記入をしました。

書類といっても内容は簡単で、乗りたい列車の名前、発車日時、人数、名前、連絡先を書くだけですから、すぐに完成します。「自行車専用章」のはんこを押した切符を2枚受け取れば(自転車を載せるために0.5人分の料金が追加にかかるため。)手続きは終了。あとは列車を待つだけ。駅近くの食堂での朝食もゆっくり食べれました。

台北駅と同様、萬華駅でも列車は地下を走っています。なので、「長い階段を自転車を担ぐ羽目になるかも、、、。」と思っていたのですが、エレベーターがばっちりついていたため、苦労することなくプラットホームにたどり着けました。

規則どおり、最後尾の車両に乗りました。
乗った列車は確か、區間車(日本でいうところの「普通」)で、ヨーロッパのような自転車固定用ラックなどはありません(台鉄でも、人車同行車廂にはついている模様)。空いてはいますが、自転車を置くのにちょうど良い場所がなかったので、自転車を軽く支えながら座ることに。そんな状態ではありましたが、列車旅もなかなかでした。
1時間半で新竹へ到着。
「去年はここの駅前の旅社に泊まったなぁ。しかし、鉄道ならあっという間だな。」と感慨にひたりながら、ホームに降り立ちました。ここで思い出したのが、新竹駅駅舎は日本統治時代の1893年に建てられたものであるということ。萬華駅のようなバリアフリー設備はないだろうからひと汗かくことになりそうだなと思ったのですが、こちらにもしっかりエレベーターが。おかげで楽々と駅から出ることが出来ました。

このとき以外に、もう一回鉄道輪行しました。
そのときは、竹南駅(最近建てられたと思われる駅)から乗り、台中駅(1905年建設)で降りたのですが、どちらの駅もエレベーターあり。よっぽど田舎の駅は分からないですが、かなりバリアフリー化は進んでいるようです。
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